大富豪家2.0の日記全体に公開

2007年03月27日
00:28
 点と線
昔買った「新潮文庫の100冊」CD-ROMに入ってた「点と線」をiPodで読んでみた。全部で200KBぐらいだが、iPodは4KB以下のメモしか読めないので70分割して読んだ。
ダイヤルで1行ずつスクロールするのは読みにくいとか、どこまで読んだのかわかりにくいとかいう問題は解決可能だと思うが、紙で読んだ場合と全然違ってどうも軽く感じられるし満足感が足りないのはどうなんだろうか。フォントや記号で雰囲気は全然変わるはずだが、重厚なWebページなんて見たことないし、本に近い雰囲気を出すのは難しいかもしれない。「本を読んだ」のと「情報を得た」の違いが感じられる。以前Zaurusで「嵐が丘」を読んだときも思ったものだが、満足感とか読破感がどうも足りないのは慣れの問題だけなのだろうか? 朗読だとどうなんだろう?

* 35歳の男性登場人物は「中年」、50歳の女性は「老婢」「老婆」と表現されていた。最近は地球の回転が速くなってるのだろうか。
* 「新潮文庫の100冊」のサイトは本棚.orgみたいな趣向になってるようだ。
http://100satsu.com/
 

コメント    

2007年03月27日
00:50
しのぶ
わたしは学生時代、日本文学を学んでたのですが、
夏目漱石の講義の時、教授が、
「文庫本と、ハードカバーでは読みの深さがちがってくるんです。
テキストに文庫本を持ってきている人が多数見受けられるけれど
できたらハードカバーをお勧めする」と言っていました。
「読む」という行為には、単に情報としての文字を追うだけではない何かが含まれているのだな、と、感じます。
2007年03月27日
00:52
大富豪家2.0
漱石の小説が新聞に連載されてたときは、後で書籍になったときより軽く読まれてたんでしょうかねぇ?
2007年03月27日
10:08
ぃ衝動買い
なるほど〜
確かにそうですね。おもしろいです。

これはまさにUIの問題ですね。紙のディスプレイが実用化されて、ハードカバー本になれば解決するのでしょうか、それとも、「情報が書きかえられる」と思っただけでやっぱりしょぼいと思うのか。
2007年03月27日
16:40
おごちゃん
エルメスのケースに入れたiPodとかなら、また違うのかしらん。
2007年03月27日
16:44
大富豪家2.0
変わると思えませんが実験は必要かもしれませんね。

漫画だったらiPodでも全然問題ない気がします... 何故かな?
2007年03月27日
19:24
春夫
内容に合ったインターフェイスというのはあるものですね.
2007年04月02日
16:46
i16(愛一郎)@吉祥如意
リブリエだとだいぶマシなんですがザウルスはダメでしたね。

PDFに出して17インチのMacBook Proにフルスクリーンで回転して出して「でっかいブック」状態で読んでみたら?(^^;;

vaio u101はボタン押すと表示が回転して矢印キーの方向も追従するんで縦に持って書籍のように読めますが、これで大きいバッテリーに交換してあると持った感じがちょうどハードカバー本ぐらいの感じですがmacbook pro 17"ならこれ縦に持ったらさらにでかいっす。いま macbook pro ならぬ macbook白 でやってみたけどadobe readerはmac版も表示方向を回転できる。

反射光でなおかつ紙のざらざらにプリントしてある感じというのはリブリエのe-paperが一番イイカンジなんですがハードカバー本の質感に比べるとちょっと小さくて軽いというのは確かにそうです。

vaio u101が良かったかなー。
僕のは電池がへたっちゃってモバイルで常用できないんですが。
ポインタも微妙に割れちゃってて使いにくいし。
ちゃんとしてたときはまさにハードカバー本のような感じでしたねえ。バックライト式だから直射日光下とかは全然ダメでしたが。ディスプレイはリブリエが良かった。