POBox辞書を用いた文字列置き換え

• “[”, “]”のようなタグで囲まれた文字列は、 そのままの形でメモ帳タイトルとして使われるのではなく、 一旦文字列変換操作が適用されてから使用されます。 文字列変換にはPOBox辞書が使用されます。
• 例えばPOBox辞書に「目次/Index」というエントリが存在するとき “[目次]”というキーワードをタップすると、 このタグとキーワードは “Index”に変換されてから飛び先のタイトルとなります。 つまり “[目次]”をタップすると “Index”というメモ帳データに飛ぶことになります。
  (通常のPOBox辞書エントリはローマ字と漢字の組になっていますが、 この例では漢字と英語の組になっている点に注意)
• 文字列変換は連続的に適用されるので入れ子になっていてもかまいません。 たとえば “[アイデア[目次]]”をタップすると “アイデアIndex”に移動します。

POBox辞書を用いたプログラム呼び出し

• POBoxでは候補単語を検索するときに Drag&Dropモジュールを 呼べるようになっていますが、同じ手法をPalmWikiでも使うことができます。 たとえば POBox辞書に「今日/{PBTS2}」というエントリが存在するとき “[今日]”をタップすると、 Drag&Dropモジュール“PBTS”が呼び出されて “01/03/28”のような日付文字列に変換され、 この結果予定表アプリケーションに制御が移ることになります。
• Q-Pocketも Drag&Dropモジュールとして使うことができるので、 POBox辞書に「検索: /検索:{QPKT}」というエントリを登録しておけば、 “[検索:増井]”のような文字列をタップすることにより Q-Pocketを呼び出して「増井」を検索させることができます。
  ( パタン文字列の“検索:”の後の空白文字列は 任意の文字にマッチすることを指定するためのものです。 “{QPKT}”の先頭の“検索:”は、 その文字列を読み飛ばして“{QPKT}”の引数とすることを 指定するためのものです。 )

使用例

POBoxの辞書の例 (メモ帳のユーザ辞書の型式で記述/空白は“_”で記述)

目次#Index 今日#{PBTS2} 検索:__________#検索:{QPKT}

[今日] [日記[今日]] [検索:アイデア] [目次]

←予定表に飛ぶ ←「日記01/03/28」のようなページに移動 ←Q-Pocketに移動し「アイデア」を検索する ←「Index」のページに移動