著者
George W. Furnas
タイトル
Effective View Navigation
書籍
Proceedings of the ACM Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI'97)
ページ
367-374
日時
April 1997
出版
Addison-Wesley
コメント
Webのように、目で確認して次にどこに行けばいいかを決める ナビゲーション方式を「View Navigation」と呼んでいる。
いかに効率適にリンクをたどれるかという 「Efficient View Traversability(EVT)」のよしあしは
  • 画面の小ささ(外向きリンクの数)
及び
  • 目的地までの距離(リンク数)
で定義することができる。
少しずつ隣りに移動することしかできない単語リストのような場合は EVTが悪いということになる。 木構造にしたり、リストを折り畳むことにより遠いところに すぐ移動したりできるようにすることによりEVTは改善される。 ただのリストを無理矢理木構造にすることによりEVTが改善される。
何ステップで目的地までたどりつけるかというEVTの計算と 実際にそれをたどることができるかどうかということは別でる。 後者を「View Navigability(VN)」と呼んでいる。 VNを向上させるには、どのリンクをたどれば目的地に近づくかを示す 「residue」とか「scent」(犬が犯人を追うときの匂いのようなもの?) をうまく作ることが大事である。 まとまったものの共有する性質をresidueとすればうまくリンクを作ることができる。
Effective View Navigability(EVN) = EVT + VN である。
概要
割とあたりまえの話である。VNを向上させるためのアイデアが 有るわけではないのでちょっと困ってしまう。
リストに木構造を持ち込む話はピテカンズームと共通しているといえるだろう。 (1998/7/13 増井)
カテゴリ
Visualization
Copyright: (c) Copyright 1997 Association for Computing Machinery
Category: Visualization
Comment: Webのように、目で確認して次にどこに行けばいいかを決める
        ナビゲーション方式を「View Navigation」と呼んでいる。
        <br>
        いかに効率適にリンクをたどれるかという
        「Efficient View Traversability(EVT)」のよしあしは
        <ul>
        <li> 画面の小ささ(外向きリンクの数)
        </ul>
        及び
        <ul>
        <li> 目的地までの距離(リンク数)
        </ul>
        で定義することができる。
        <br>
        少しずつ隣りに移動することしかできない単語リストのような場合は
        EVTが悪いということになる。
        木構造にしたり、リストを折り畳むことにより遠いところに
        すぐ移動したりできるようにすることによりEVTは改善される。
        ただのリストを無理矢理木構造にすることによりEVTが改善される。
        <br>
        何ステップで目的地までたどりつけるかというEVTの計算と
        実際にそれをたどることができるかどうかということは別でる。
        後者を「View Navigability(VN)」と呼んでいる。
        VNを向上させるには、どのリンクをたどれば目的地に近づくかを示す
        「residue」とか「scent」(犬が犯人を追うときの匂いのようなもの?)		
        をうまく作ることが大事である。
        まとまったものの共有する性質をresidueとすればうまくリンクを作ることができる。
        <br>
        Effective View Navigability(EVN) = EVT + VN である。
Bibtype: InProceedings
Booktitle: Proceedings of the ACM Conference on Human Factors
        in Computing Systems (CHI'97)
Month: apr
URL: http://www.acm.org/sigchi/chi97/proceedings/paper/gwf.htm
Pages: 367-374
Author: George W. Furnas
CategoryType: CHI97発表論文
Title: Effective View Navigation
Year: 1997
Comment1: 割とあたりまえの話である。VNを向上させるためのアイデアが
        有るわけではないのでちょっと困ってしまう。
        <br>
        リストに木構造を持ち込む話はピテカンズームと共通しているといえるだろう。
        (1998/7/13 増井)
Date: 2003/08/01 04:59:49
CategoryYomi: かい97
Super: CHI97
Publisher: Addison-Wesley