著者
Ralph D. Hill
タイトル
Some Important Features and Issues in User Interface Management Systems
ページ
116-120
日時
April 1987
コメント
Sassafrasの開発にいて判明したUIMS設計における重要な点について述べている。 問題となるのは、 並行動作 通信 ランタイムにおけるUIの修正 UIMSとアプリケーションの整合 UIMSとAPの分離の可能 構文解析 vs. プログラム言語 非プログラマによる設計 などである。 複数入力の並行動作、複数dialogの並行動作、APとUIMSの並行動作のどれも 大事である。UIMSとAPのどちらが主導権をもっていてもまずいので、これらの間の 通信が重要である。実行中にそれを中断して別のインタフェースをすぐに実験 できるのが良い。アプリケーションはUIMS用に改造してでも両者をマッチさせる のが好ましい。UIMSとAPを論理的に分離することは、直接操作を考えても 不可能であるので、ファイルを分けるなどの物理的に分離する方法が良い。 dialog記述に構文解析機のようなものを用いるのはだめで、意味操作のできる プログラム言語に近いもののほうが良い。UI設計は非プログラマにやらせるのが よいというのは間違いで、ある程度プログラムの経験のある者のほうが良い。
カテゴリ
UI, UIMS
Category: UI UIMS
Journal: Proceedings of SIGGRAPH
Number: 2
Comment: Sassafrasの開発にいて判明したUIMS設計における重要な点について述べている。
        問題となるのは、
        並行動作
        通信
        ランタイムにおけるUIの修正
        UIMSとアプリケーションの整合
        UIMSとAPの分離の可能
        構文解析 vs. プログラム言語
        非プログラマによる設計
        などである。
        複数入力の並行動作、複数dialogの並行動作、APとUIMSの並行動作のどれも
        大事である。UIMSとAPのどちらが主導権をもっていてもまずいので、これらの間の
        通信が重要である。実行中にそれを中断して別のインタフェースをすぐに実験
        できるのが良い。アプリケーションはUIMS用に改造してでも両者をマッチさせる
        のが好ましい。UIMSとAPを論理的に分離することは、直接操作を考えても
        不可能であるので、ファイルを分けるなどの物理的に分離する方法が良い。
        dialog記述に構文解析機のようなものを用いるのはだめで、意味操作のできる
        プログラム言語に近いもののほうが良い。UI設計は非プログラマにやらせるのが
        よいというのは間違いで、ある程度プログラムの経験のある者のほうが良い。
Bibtype: article
Author: Ralph D. Hill
Pages: 116-120
Title: Some Important Features and Issues in User Interface Management Systems
Year: April 1987
Volume: 21
Keyword: user interface, Sassafras