ISBN: 0-201-85491-0
Category: UI Design
Comment: これからの計算機ではデザインが非常に大事で、
        Software Designerなる新しいプロフェッショナルが必要である
        という主張の本。
        ここでいうSoftware Designとは、インタラクションを
        含む総合的システム設計のことであり、
        土建屋に対する建築家のようなものである。
        <br>
        こういう話に共感する人も多いらしく、
        <a href=http://www-pcd.stanford.edu/asd/home.html>Association for Software Design</a>
        という団体も出来ている。
        <a href="http://www.cooper.com/alan/alan_cooper.html">Alan Cooper氏</a>も
        主要メンバの一人になっている。
        <br>
        「評価」にはまだ工学的な風味があるが、「デザイン」の話に
        なってくると、何が良いのか悪いのか、どうすれば良いものが
        できるというのか、よくわからなくて困ってしまう。
        上述のASDにはNormanとかWinogradとかがからんでいるが、
        彼等にデザインを語る資格があるのだろうか。
        ユーザインタフェース研究者のスタンスはどうあるべきなのかわからない。
        <ul>
        <li> デザインのことなど無視して理論に走る (松岡式?)
        <li> デザインのごたくを並べる (Winograd)
        <li> 人のデザインに文句だけつける (Norman)
        <li> 製品をとにかく作る (Cooper)
        </ul>
        ソフトウェアデザイナには、建築家の出世街道みたいな道は
        まだ開けていないので、とりあえずCooper式かもしれない。
Bibtype: Book
Author: Terry Winograd
Title: Bringing Design to Software
Year: 1996
Date: 2003/08/01 04:59:51
Address: New York, New York
Publisher: ACM Press