著者
上田 博唯, 比田井 裕, 宇山 政志
タイトル
ユーザ情報を積極的に蓄積・利用するHIアーキテクチャー --エージェンシーモデル--
ページ
23-30
日時
1991
概要
柔軟なヒューマンインタフェースの実現を目指して開発している、 エージェンシーモデルと名付けたヒューマンインタフェース.アー キテクチャについて述べる。このモデルは一種の黒板アーキテクチ ャを介して、機能モジュール群が自律的に有機的に動作して、ユー ザの意図を解釈しながら実行するアーキテクチャである。本稿では、 このモデルにおけるユーザ情報管理マネージャが、どのようにユー ザとの対話の中から情報を蓄積し、有効利用を図るかという点につ いて報告する。特に、ユーザ情報マネージャが管理するユーザとエー ジェント群の間のコミュニケーションの履歴をシステムが利用し、 機械からの個人適応を行なうメカニズムについて論議する。
コメント
黒板の上を通過する情報を全部蓄積しておいて適応I/Fに使おうと いうのは良いのだが、具体的にどのように使うかという議論が 欠けている。例えば、個人が鍛えたかな漢字変換辞書があれば その人の興味がわかるから検索にも使えるとか言っているが、 一般論はそうかもしれないが具体的にどのようにそれが可能 なのか言わなければ意味がないような気がする。 「知的マクロが作れる」とも言っているが、どのようにやる かが問題なのに。 「情報を蓄積して学習すれば役にたつ」と言ってるだけのような 気がする。(そんなのあり?) エージェントのプロトタイプはLindaのプロセスで動いている。 だったら最初からLindaと言えばいいものを! (1994 8/4 増井)
カテゴリ
UI, AUI
Category: UI AUI
Journal: 電子情報通信学会技術研究報告
Comment: 黒板の上を通過する情報を全部蓄積しておいて適応I/Fに使おうと
        いうのは良いのだが、具体的にどのように使うかという議論が
        欠けている。例えば、個人が鍛えたかな漢字変換辞書があれば
        その人の興味がわかるから検索にも使えるとか言っているが、
        一般論はそうかもしれないが具体的にどのようにそれが可能
        なのか言わなければ意味がないような気がする。
        「知的マクロが作れる」とも言っているが、どのようにやる
        かが問題なのに。
        「情報を蓄積して学習すれば役にたつ」と言ってるだけのような
        気がする。(そんなのあり?)
        エージェントのプロトタイプはLindaのプロセスで動いている。
        だったら最初からLindaと言えばいいものを!
        (1994 8/4 増井)
Abstract: 柔軟なヒューマンインタフェースの実現を目指して開発している、
        エージェンシーモデルと名付けたヒューマンインタフェース.アー
        キテクチャについて述べる。このモデルは一種の黒板アーキテクチ
        ャを介して、機能モジュール群が自律的に有機的に動作して、ユー
        ザの意図を解釈しながら実行するアーキテクチャである。本稿では、
        このモデルにおけるユーザ情報管理マネージャが、どのようにユー
        ザとの対話の中から情報を蓄積し、有効利用を図るかという点につ
        いて報告する。特に、ユーザ情報マネージャが管理するユーザとエー
        ジェント群の間のコミュニケーションの履歴をシステムが利用し、
        機械からの個人適応を行なうメカニズムについて論議する。
Number: 165
ShortComment: 黒板モデルの上を通過する情報を「エージェント」が全部蓄積
        しておいて適応I/Fに使おうという話。具体的な話が無い。
Bibtype: Article
Pages: 23-30
Author: 上田 博唯
        比田井 裕
        宇山 政志
Title: ユーザ情報を積極的に蓄積・利用する{HI}アーキテクチャー
        --エージェンシーモデル--
Year: 1991
Volume: 91