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岡本 薫
岩波書店, December 2003
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日本の著作権関連立法や処理を扱っているらしい文化庁の役人が書いたものであり 手前ミソな部分(著作権法のインターネット対応とかJASRACの効用とか)を除くと、 わかりやすく広い視野から書いてあるように思われる。
(2004/2/17 増井)
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JASRACを使うと音楽著作権が一本化されているからユーザが悩む必要はなくて 便利だというが、 権利が集中しているからロクな評判がたたないのであろう。 文化庁からの天下りが多く、 ヒマな職員が多ければ、 あちこちに無用のクレームを行なうといった無駄な行動をしがちだろうし。
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p139では「輸入権」について書いてある。 海外で安価に製造されたものの輸入を制限することができる輸入権については 何度も検討されてきたが、各国の反対にあって成立していなかったらしい。 ところが、近頃これが成立しそうになっており、 アジアで売られているCDを日本に輸入したりすることができなくなってしまうかもしれないらしい。 (毎日の記事)

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自分が昔家庭教師や塾とかで儲けた話は良いのだが、 知合いの成功譚(?)というのが極端にセコい、というかほとんど犯罪的である。 また、起業の例として提案しているものがあまりに思いつき的で非現実的である。 ソニーその他の大企業を例にした話は 想像にもとづくもので疑わしい話ばかりである。
和田氏が成功した昔話を聞いても嬉しくないわけだが、 こういうのを読んで嬉しい人はいるのだろうか。
面白かった逸話:
和田氏いはあらゆる著作に全身全霊を傾けていると言っているが、 和田氏と同程度の知力がある人間ならばこういう本に満足しないことは確実なわけで、 そうでない本を平気で出版するということは読者をナメていることになる。 そういう態度は全然文章には出てこないところが流石というか、 実は本人もナメている気持ちは全然無いのかもしれないが、 実際ナメた行動をしていることは事実だからなんとかしてもらいたいものである。
(2004/2/18 増井)

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石原千秋
新潮社会, March 1999
夏目漱石を専門とする大学助教授である筆者が、 息子の中学受験を機に中学入試の国語について考えた本。
前半の親子受験奮戦記みたいな部分はまぁ置いておいて、 なるほどと思わせるところは沢山あった。特に、p9の 「いま『国語』がやっていることは『道徳教育』である」 「子供たちは、ルールを説明されないままままゲームに参加させられているようなものなのだ」 「『道徳教育』を目的としている以上、『国語』で教えることのできるテーマはごく限られている」 という点は非常に納得した。 その他、 「物語には4通りの基本的な型がある」 とか 「逆接の接続詞を使って書くとうまく記述できる」 といった実戦的手法も述べられている。
Wad氏のページの壮絶な書評は非常に参考になる。
いろんな意味で悲惨な本である。まず何よりも、この人の息子は今後そうとう長い間、
「入試を親に手伝ってもらった男」という烙印を押されることになるだろう。
親がこんな本を書きさえしなければばれなかったかもしれないのに。たぶんグレる。
...
まあいろんな感慨はあるけれども、まとめれば、現代的な「受験勉強世代」の弊害が
こういう形で現れうるのだな、という感慨か。著者の石原千秋という人物を通して、
「受験勉強」というものがどういう風に再生産されるかが垣間見える。
清水義範の冗談本 「国語入試問題必勝法」 と同じような内容になってしまっているのは笑える。

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高島 俊男
文春新書, October 2001
自分にとってこれだけ勉強になった新書も珍しい。 平易に書かれており、 常々疑問に思っていたようなことの答がいろいろ書いてあって非常に勉強になった。 漢字についてはよく知っていると思っていても 実際には本質を何も知らない人も多そうである。 (筆順や送りがなにこだわる教育者など)
日本語には漢字が沢山使われており、日本人はそれがあたりまえのことだと思っているが、 実際は漢字(というか支那文字)というものは中国語のための文字であって 日本語とは全くマッチしないものであり、 漢字をくずして表音文字(かな)を作ってみたり/ 訓読みというものを発明してみたり (e.g. dogを「いぬ」と読むようなもの)/ 明治のころには欧米の概念を表現する単語を無理矢理創作したり (e.g. right→「義務」)/ することによってなんとか日本語が近代言語として成立しているという、 世界的にも特殊な状況であることがよくわかった。
ストーリーをまとめると 「日本語と漢字については歴史的に紆余曲折があり、 かなり奇妙な状況になってはいるのだが、 現状を受け入れつつ漢字と共存していかなければならない」 ということになるのだが、 その紆余曲折があまりにも面白い。

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幾何問題などを解くのに必要な思いつきにいかにしてたどりつくかや その指導法を論理的に解説している名著。
お受験勉強にも活用可能かもしれない。
(2004/2/18 増井)

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斎藤 美奈子
筑摩書房, February 2002
斎藤美奈子の本はどれも面白いが、これは特に面白い。
数あまたの文章読本著者逹のゴキゲンぶりを喝破したり、 ホンカツ他の著者が自分では気付いていないような 印刷言語至上主義にもとづいた隠れた権威主義をあばいたり、 読書感想文の歴史がわかったり、 とにかく面白くてためになる。
漢字と日本人では 明治来の文部省による漢字廃止運動の経緯がよくわかったが、 この本では、「綴り方」教育に始まる読書感想文運動の経緯がよくわかった。

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Tom Kelley, Jonathan Littman, ホ離 シ鄲ヌ (フ, 秀岡 尚子 (訳)
早川書房, July 2002
IDEOの発想術の片鱗がわかる貴重な本である。
顧客に聞くな!
超MBA式ロジカル問題解決でもそう言っている。まぁ当然のことかも。
私は「デザインが大事」とふだんから言ってる割には あまり世の中のデザインに無頓着だったことに気付いてしまった。
ある日たまたま駅を見るとJRの色分けシステムに感心した。
問題を見つける技術が必要だと思う。 問題がわかれば誰でも解決できるからである。
コインロッカーの金穴とかぎあな、という問題を発見した。

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ケリー・グリーソン, 楡井 浩一 (訳)
PHP文庫 , April 2003
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いかにもというタイトルの本だが...
原題はThe personal efficiency programで、 そういうセミナをやってるらしい。 耳が痛い話が沢山書いてある、ということはきっと実践すれば役にたつのだろう。
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金関連の手紙は何も考えずに玄関の箱に放り込むというように、 「頭を使わない機械的処理」を少し実行してみているが、 なかなかうまくいきそうな気がしている。 その他のことはまだ実行できてないのだが... (2004/2/4 増井)

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岩波アクティブ新書編集部
岩波書店, January 2003
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塚本昌彦氏の 「一掃による片付け術」は面白かった。 彼の机はシャープ勤務時代からものすごく片付いていて、 私の机と比べてなんと綺麗なのだろうと感心していたのだが、 信念をもってそういう状態をキープしていたということがわかり大変感心した。 私がそういうことを真似できるとは到底思えないし、 実際何もかも捨ててしまって困ったこともあるらしいのだが...
慶應SFCの有澤誠氏が フロッピーの整理がどうこうと古くさいことを書いてるのにアキレたので、 こんな人物に執筆させるぐらいなら自分が書いてやるという読者カードを送ったのだが、 全く無視されてしまったようでがっかりである。 メールで連絡ぐらいしてもよさそうなものだが。
全く机の整理ができない茂木健一郎が、 開き直って「頭の整理」などという文を書いているのもかなりアキレてしまった。 話としては面白いかもしれないが、それは「整理術」ではないだろう。
岩波のこのシリーズは編集がいい加減で句読点すら間違っていることが多い。 大丈夫か岩波。
(2003/8/2 増井)
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その後もちろん岩波から連絡は来ていない。(普通来ないだろうけど)
私は全く情報整理ができない人間なのだが、 それを克服するために様々な計算機ツールを作ったり使ったりして 社会生活を乗り切っているのだから(?)、 情報整理術について執筆する資格は充分あるはずである。 誰か執筆依頼して下さい。
(2004/2/12 増井)

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西村 佳哲
晶文社 , September 2003
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「働き方研究家」という肩書きだったので、 センソリウムの西村さんと同姓同名の人がいるんだなと思ったら同一人物だった。 いろんなデザイナやパン屋、サーフボード職人などをたずねて 仕事の哲学をインタビューしている。
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西村氏は、安物やいい加減な商品は「仕事」ではないと考えているらしく、 時間をかけて得心いくものを作ったりデザインしたりしているような こだわりの職人のような人ばかりが登場する。 (いわゆる「いい仕事」のこと。)
それはそれで結構なのだが、そういう人達や商品ばかりでも困るだろうし、 ひたすら安くて便利なものを作るというのも仕事だろう、と思わないでもない。
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William Poundstone, 松浦 俊輔 (訳)
青土社, June 2003
マイクロソフトの入社試験は1日がかりで行なわれ、 「富士山を動かすには何日かかるか」とか 「南に1Km, 東に1Km, 北に1Km行ったらもとにもどるような場所は地球上に何ケ所あるか?」 のような奇抜な問題が出題されるらしい。
これは遊びでやっているわけではなく、 無能な人材を雇ってしまうことは良い人材を雇いそこねるよりも悪いということから、 絶対に無能な人間を雇わないようにするための工夫らしい。
パズルを解く能力が製品開発能力と直結しているかどうかは疑わしいが、 アメリカでは採用にあたり年齢や性別などを聞くのは違法とされているなど、 厳しい制約の中でハッカー的素質をもつ人材を選ぶための苦肉の策ということらしい。
このような、米国の就職事情についての話も面白いが、 出題されるというパズル問題そのものに面白いものが多いし 詳しい解答も示されているため楽しく読むことができる。

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James W. Young, 今井 茂雄 (訳)
TBSブリタニカ, 1988
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書いてあることは単純。以下の5ステップを利用。 言っていることはこれだけで、正しいとは思うがいかにもフツーである。

全体の1/3をしめる竹内均の「解説」が意外と面白かった。

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杉原 厚吉
共立出版 ; (2001/01), January 2001
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ソフトウェア科学会のチュートリアルに使ったテキストを 書籍にしたらしい。 参考になる点もあると思うが2200円はちと高いと思う。 最後の方の、日本語の書き方や参考文献のフォーマットなどは 常識的な話なので不要かもしれない。

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ビジネス書にしては面白かった。ソニーや松下の歴史や現状がよくわかる。

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Roger N. Shepard, 鈴木 光太郎 (訳), 芳賀 康朗 (訳)
新曜社, July 1993
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Alan Kay講演@慶応SFCに出てきた [http://isweb11.infoseek.co.jp/photo/hph-i/i/sakkaku/i-04.htm 同じ大きさに見えない机]を発明した人らしい

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あっという間に読了。
アメリカは言論は自由であるが、巧妙なメディア操作により 知らず知らず都合の良い考え方に仕向けられている。 火星から来たジャーナリストならすぐ気付くようなことでも 内側で情報操作されていると全く気付かない。 フセインが悪事をしているから叩くというが、同様の悪事を イスラエルも南アフリカもやっているのにそちらは叩かない。 また、中南米に対しては自分が侵略行為をやっているのである。 辺見庸氏によるインタビューが載っている。

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甲野 善紀
岩波書店, February 2003
意外と面白い話が沢山書いてあった。 (2003/8/1 増井)
既に一流であっても他分野を勉強することは大変重要である。 全然関係ないことを勉強することは意義があるかもしれない。
重心を動かさに近付くと遠近感をつかみにくいという話が書いてあった。 動きの揺れから予測できなくなるからではないかと言っているが、 運動視差が少なくなるからではないかと思う。 運動視差だけで奥行きを感じることができる ぐらいであるから、それが少ないと途端に奥行きの認識が難しくなるのであろう。 (2003/8/2 増井)

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今の若者がに仕事がなく、多くがフリーターなどやって苦しんでいるのは 45歳以上の中年が沢山いて仕事を圧迫しているからである、 ということを多くのデータで示し、 若者を元気づけようとしている本。
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確かにデータは多い。 中高年のリストラが話題になっているとはいうもののの 300万人の失業者のうち中高年ホワイトカラーは3万人しかおらず、 ほとんどが若年層らしい。

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桑原 茂夫
だまし絵百科
筑摩書房, 1982
小川忠博という人の「スリット写真」の説明があった。 ICCでの岩井俊雄氏の展示のもとネタのようなもので、 回転する物体をスリットカメラ(スリットを移動させ ながら露光するもの)で撮ればねじれ写真が出来るという ものである。
すべての面白いものにはオリジナルが別のところにある??(暦本説) (1998 7/7 増井)
NACSISで調べてみたが、 小川忠博という写真家は、「土器」とか 「ポルトガル領アフリカの解放闘争」とかの本の写真を 撮る人のようである。遊びの本は見つからなかった。(1998 7/8 増井)
NACSISはなくなってしまったので、 「小川忠博」氏をGoogleで検索してみたら この文献ページがヒットしてしまった。 その他の情報からみると、縄文土器の撮影が多いようである。 (2003 7/31 増井)
ビデオ映像からこのようなねじれ写真を作れる。面白いかな?

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野口 悠紀雄
中央公論社, October 2002
中身はトンデモ寸前だが、 ベストセラーを書く技 = 「馬鹿が納得するように書け」の 良い見本なのかもしれない。
どうやら野口氏は以下のような人のようである。 (2002 11/13 増井)

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